幻の万国博覧会

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8月27日の読売新聞の社説に「1940年に開催予定だった「万国博覧会」の話が載っていました。
紀元2600年を記念してオリンピックと共に開催が計画され、第二次世界大戦勃発で中止になったものです。
会場は現在の東京中央区晴海で、それに合わせて隅田川の勝鬨橋も造られたそうです。
しかし前売り券100万冊(12枚つづり)は既に発売されていました。
それが1970年の大阪万博で3077冊、2005年の愛知万博で96冊が使われたというのです。
それが使えるという驚きと共に、戦火の中、また長い歳月の間、大切に持ち続けた人々が居られたことに深い感動を覚えました。
そこには「未来への希望」を持ち続ける姿がみえました。

私も1970年の大阪万博には関東地方から出かけました。
その時は気が付きませんでしたが、平和になったからこそ実現したのですね。
そして私自身、あの時訪れた地に今は長く住んでいることの不思議を思います。