マリアと私

ymaria

23年来の友人を突然なくし、しばらくブログを書く気にもなれませんでした。
国際結婚してフィリピンから嫁いできたマリアとは、教会を通じて生活面での手助けをするうちに親しくなりました。
マリアの優しさ、ユーモアーが好きでした。激しい面もありましたが、いつも私を信頼してくれる妹のような存在でした。
彼女を失った今、助けられていたのは私自身だったと強く感じます。

マリアの娘がまだ幼かった時、よく行く駄菓子屋さんがありました。
店番のおばあさんが高齢で、それをいいことに小学生がおもしろがって万引きをする。
それに腹を立てた彼女は、店の前のベンチで睨みを効かせていた…。
そんなエピソードが心に残っています。

昨年のクリスマスカード。
マリアのくれる手紙にはいつも「私の家族のために祈ってください」とありました。
家族をこよなく愛し、異国で精一杯生きたマリア。
今は真っ直ぐ神の国に行っていると確信します。