杉浦さやかさんの本で「京都モリカゲシャツ」で、衣類の染めかえをしているのを読んで以来、いつかやってみたいと思っていました。
それは、少しくたびれてしまった洋服を「インディゴ染め」で染めかえて、末永く着続けるというebebeのプロジェクトです。
染めかえが出来るのは、綿、麻の植物性天然繊維。
3回染め(薄い藍色)、6回染め(濃い藍色)の2種類から、藍色の濃さを選びます。
染める前の生地や模様によって、藍色の出方も異なりますし、染めた後にどのように変わるかはお楽しみです。
私は、オーガニックコットンの白いブラウスで、デザインと色のせいか、着るとふくらんだ感じになり、それが嫌で仕舞い込んでいたものを、3回染めで染めかえをお願いしてみました。
出してから、待つこと3ヶ月半。
戻ってきたブラウスは、見違えるように素敵になっていました。
何より、生地がひきしまったようですし、藍の色に既成の色にない深みがあって、うれしくなりました。
長い時間かけて、本当に丁寧に染めかえてくださったのが分りました。
白い服は汚れるのが怖くて、つい着る機会が減りますが、汚れたら染めかえに出そうと、新しい楽しみも出来ました。
シャツ1枚の染めかえが三千円ほどで、眠っていた服がお気に入りの1着になりました。