NotReally BluesBand

hisato高校生の時に、音楽に目覚め、大学卒業後にドイツに単身渡り勉強をしている息子さんを持つ友人がいます。
小さな頃は体が弱かった彼が、異国で暮らすこと、そしてその将来を、親である友人はどんなに心配していることでしょう。
その彼が学業の傍ら、ドイツの友人と共にバンドを組んで演奏活動をしている姿をfacebookで観ることが出来ました。
3年間ですっかりドイツ語をマスターし、元気で楽しそうです。
世の中には、自分のしたい事がはっきりし、突き進んで行くことが出来る幸運な人がいます。
若さというものもあるでしょうが、ぼんやりと歳を取って来た私には本当にうらやましいことです。
どうやら彼らは現在、オリジナル曲を収録したCDを作ろうとしているらしい。
子供のいない私は、無責任にもただただ応援したいなと思っています。

chiblitsさんちのちび

カルフォルニアのばあさんブログはいつも楽しみにしているブログです。
chiblitsさんの飼っているトイプードルのちびは何と19歳と9か月。
ここ数日具合が悪いようで心配です。
我が家にもかつて18年と6か月一緒に過ごしたロングチワワがいました。
最後の6か月は人間と同じで徘徊するので、新生児用のオムツをさせました。
それでも新築マンションに入居して、同時期に犬を飼った方々の中で、一番長生きしたのでした。
しかし今、chiblitsさんとその家族のちびに対する愛情を見ると、ここまでは出来なかった自分が恥ずかしくなります。
ちびは本当に幸せな犬です。
そしてまたここまで愛される理由がちびにはあるのですね。
毎朝祈るような気持ちでブログを訪問しています。

彼女のダンス

country友人がカントリーダンスをやっていて、時折、市内のライブハウスに遠方から踊りにやって来ます。
カーボーイハットにブーツというスタイルにちょっと引いてしまう私でしたが、今宵は彼女がステージに登場するということで行って来ました。
ディスコのような空間、または踊りのステージを想像していましたが、カントリーミュージックを演奏するバンドがメインで、その曲に合わせて、踊りたい人がテーブル席の空間に立ってステップを踏むというものでした。
大多数の方が、なりきりのいで立ちで、踊る気満々。「この曲踊れる!」みたいに立ち上がっていました。
友人はというと、今日はステージでカホンを叩いていました。(踊りが見られずに残念)
近頃は、カントリーだけではなく、ズンバ、ヒップホップなどに挑戦する友人もいます。
見物より踊った方がはるかに楽しいだろうなぁという気分になりました。

プラントハンター

plant近くの公園の桜が満開です。
花は白っぽく小さいのでソメイヨシノとは違う早咲きの品種だ思うのですが、残念なことに名前は分かりません。
先日TVのプラントハンターの西畠清順さんのドキュメンタリーを放送していました。
新種の植物を求めて世界中を探検、冒険するプラントハンター。
恥ずかしながら、こんな職業があることも知らなかった私は、驚きと共に感動しました。
最初は、その土地で根ずいて生きている植物を掘り起し、日本に運んで移植するということは、残酷で自然に反しているようにも感じましたが、植物のよみがえる力、ユニークな姿を見て、人々が何かを感じ取ることが出来たなら素晴らしいことだと思います。
そして新しい土地で人々の愛されたなら、植物も喜んでいるかも知れません。
日本にこのような仕事をする若い人がいるのはうれしいことです。

大内順子さん

megane10月30日のお亡くなりになった大内順子さん。
海外ブランドの魅力を日本に紹介し、ファッション評論家の第一人者として知られている方です。
お顔はTVでよく拝見していましたが、私が大内さんに心魅かれたきっかけは、メガネ屋さんで聞いた話しからでした。
「昔、事故で目を傷つけ、それ以来大きなサングラスをかけている」とメガネ屋さんは言っていました。
事故は事実でしたが、それ以外は分からないことす。
家柄、学歴、知性、美貌、スタイルと誰もが羨むものを持っていた大内さん。
モデルの頃のお写真は、オードリ・ヘップバーンを彷彿とさせます。
事故をきっかけに失ったものがあっても、見事に元の場所に戻り、生涯の仕事を極めたのでした。
他者と決して共有出来ない喪失の悲しみを乗り越え、前だけを見て進んでこられたであろうこの方の強さに憬れます。

大きなサングラスとボブの黒髪、年齢を感じさせなかった美しい気品ある姿は、褪せることなく記憶に残ることでしょう。

東田直樹さんのこと

maru友人に勧められて、NHKのドキュメンタリー『君が僕の息子について教えてくれたこと』を観ました。
自閉症の東田直樹さんが13歳の時に書いたエッセイ『僕が跳びはねる理由』が、現在世界22カ国で翻訳されベストセラーになっています。
この本が出版されたのは7年前。日本では話題にもならなかった本を、アイルランドの作家デヴィッド・ミッチェル氏が見出し翻訳しました。
ミッチェル氏自身も自閉症の息子を持ち、わが子をどう理解したらよいのか、どう接したらいいのか、迷い苦しみ絶望の中にいた時にこの本の救われたのです。

東田直樹さんは、通常の会話は出来ませんが、キーボードを使って会話をすることが出来ます。
脳の検査の結果では「言語を話す器官と言葉を理解する器官の伝達がうまくいかない」ということでした。
通常の会話が出来ない、他人の身体の中にいるように、自分自身をコントロールが出来ない。
本人にとっても、家族にとっても、それは想像を超えた辛いことです。
しかしキーボードを通して溢れ出す感受性、他者への優しさ。
直樹さんのよって多くの自閉症の方の心の声が代弁され、ミッチェルさんによって世界中に広められました。
奇跡としか言いようのないことです。
直樹さんは「他人の意図を読み取る右脳の一部」が通常よりはるかに発達しています。
人間にとって一番大事な場所。
健常者でさえ持ちえないものを持っているのだと思います。