大橋歩さんのこと

私が大橋歩さんの絵とエッセイに出会ったのは「生活の絵本」という雑誌でした。そして大橋歩さんにとって初めての本「トマトジュース」というエッセイが発行されたのは42年前。それからずーっと大橋歩さんは大好きなイラストレータであり、エッセイストです...

クヴィエタ・パツォウスカー絵本展

チェコの女性アーティストで今年85歳になるパツォウスカーの絵本展に行ってきました。鮮やかな色使いの作品、コラージュのように紙を貼り付けた作品、この方の独特な世界に驚かされます。残念ながら、幼児期にパツォウスカーの絵本に会うことは出来なかった...
キリスト教

クリスマスボックス

カトリックの暦の上では待降節に入り、町中もクリスマスのイルミネーションであふれています。家族や友人へのプレゼントにあれこれ思案する季節でもあります。こんな季節にいつも思い出すのがリチャード.ポール・エヴァンズ著、笹野洋子訳の「クリスマスボッ...

ミネ・クレインの絵

30年程前に雑誌の掲載されていたミネ・クレインの絵。雪の降る夜、大きな木の下に1匹の羊とハープ。静かに、でもしっかりと心をつかまれ、この絵を模写をした事もありました。先日、違う画集に挟んでいたこの切抜きが出てきて、何年かぶりに再会しました。...

不思議で怖いお話

第149回芥川賞受賞作品は33歳の藤野可織さんの『爪と目』でした。どんどん読ませる文章に感心しましたが、正直、読後感はあまりよくありませんでした。その気持ちがずっと続き、暗い気持ちになりました。登場人物がデフォルメされているとはいえ、あまり...