中央画壇と決別して50歳で奄美大島に渡り、清貧の中で奄美の自然を題材に作品を書き続けた田中一村。
その作品は彼の死後に評価され、2001年には「田中一村記念美術館」が建てられました。
田中一村を敬愛していた父を誘って、美術館のある奄美大島北部・笠利町に行ったのが父との最後の旅行になりました。
一村の絵を初めて見た時、ルソーに雰囲気が似ている気がしました。
幻想的で不思議なそして凄みのある絵です。
作品によく登場するアカショウビン。
一羽で留まる姿は、孤高の人、一村そのものに思えました。
写真は美術館でもとめた絵葉書「ダチュラとアカショウビン」です