ランドセルが真新しい子どもの後姿を見ると、「どんな未来が待っているのかな」とほほえましく思います。
数十年前。小学校入学のお祝いに東京に住む伯母から入学祝いに色鉛筆のセットをもらいました。
私の住む田舎では絶対に手の入らないディズニーのキャラクターのブック型の物で、チャックを開けると26色の色鉛筆が入っていました。
うれしくて、うれしくて。
色鉛筆は何度か入れ替えましたが今だに使っています。
その頃、もう一人の伯母がガンセンターに入院中で母とお見舞いに行きました。
行く途中のデパートで入学の為の文具を買ってもらい、ひとつひとつを得意になって病室の伯母に見せた思い出があります。
あの頃の伯母たちに自分はどう映ったのだかろうか、とふと思ったりします。
「私はもうあの時の伯母さんたちの年齢をとうに越えましたよ。」