久寿もちと芋ようかん

funawa
創業100年の浅草「舟和」の久寿もちと芋ようかんは、小さな頃から慣れ親しんできた味で、家族みんなの好物でした。
「舟和」の店舗は関西に少なく、東京に行った時にはお土産に買って帰ります。
久寿もちの材料は葛粉ではなく、小麦粉を乳酸菌で発酵させています。それにきな粉と黒蜜をかけていただきます。
芋ようかんは、お芋100%に砂糖と少量の食塩で造りあげた素朴な味です。

関西では「わらび餅」が主流で、夏には「わらびーもち」の呼び声で、わらび餅屋さんが売り歩きます。
久寿もちが、本葛粉を使う葛餅とは違うように、現在はわらび餅もサツマイモやタピオカ澱粉を混ぜたもので、本わらび粉だけのものはほとんどないようです。
いわばどちらも代用品ですが、とても美味しい。

食べ方は同じでも、関東と関西の原料の違いに地域性が見えて面白と思います。