新聞に『世界しあわせ紀行』エリック・ワイナー著の書評が載っており、本を読んだわけでもないのに、これだけでとても興味がわきました。
本の内容は、ジャーナリストの著者が「幸福度が高い」と言われる国を巡って、そこに暮らす人の話を聞き、表情を観察し、心の奥にあるものを探り当てるというものです。
その結果、スイスでは幸福と嫉妬の関係を意識して、幸福を損ねる嫉妬を押さえ込んでいる。
アイスランドは失敗に対して寛容である。
ブータンは仏教の教えで人々は和やかな表情をしている。
反してGDPが高く幸福度が高いはずのカタール。石油の輸出で一躍裕福になったが、歴史とのつながりが欠けており、歴史の時間軸の中でのアイデンティティを欠く人々の表情は暗い。
なるほど思い当たることもあります。是非読んでみたいと思います。