西村玲子さんを知ったのは雑誌『私の部屋 1977年秋の号』の『ロンロンママ』でした。以来、沢山のエッセイを出されて、私はおしゃれ、手作りはもとより、楽天的な文章に元気をいただきました。
闘病されていたのは知っていましたが、今年1月に逝去されたと知り本当に残念でなりません。奇しくも昨年1月に故郷大阪の百貨店で西村玲子さんの個展が開かれました。そこで思い切って手に入れた原画は、私の宝物です。30年余り前にも大阪の百貨店で個展が開かれたことがありましたが、その時は私も若く余裕が無く、心を魅かれながら購入することは叶いませんでした。
自分の中に物を選ぶ基準があるとしたら、それは玲子さんの影響が大きいです。そして、おしゃれや流行だけでなく文学や映画にも造詣が深かった玲子さん。「玲子さんのお薦めのものなら何でも素敵!」と思っていました。これからも玲子さんのお薦めの本、映画をゆっくり味わって生きていきます。
玲子さん、ありがとうございます。
アップル君、れんげちゃん、悲しみを乗り越えて元気で幸せに!