今日は父の日。
亡き父は母と結婚した当時、山形県寒河江市の無医村に医師として赴きました。
そこで私は生まれました。
昭和30年の初めで電気も来ていない寒村での3年あまりの診療所勤め。
貧しくはありましたがその頃は生涯で最も輝いていた時期ではなかったかと思います。
青年医師の魂の成長を描いたアーチボルド・ジョーゼフ・クローニンの『城砦』に影響を受けたと、語っていたことがありました。
クローニンは『天国の鍵』など学生の時に何冊かは読んだことがありますが、『城砦』は読んだことがありません。
父を偲びながら是非読んでみたいと思っています。
写真の人形はイタリア・ロメール社のもので、父にプレゼントしたものです。
今は私の元の戻り、父の遺影と一緒に私を見守ってくれています。