旅行好きの父のお土産がアクセサリーになった時、自分が一人前の女性として認められたようでうれしかったものです。
娘の誕生日ごとに真珠を一粒(または二粒)プレゼントして、二十歳の時にネックレスしてプレゼントするという話を聞いたことがあります。
真珠の大きさ、色は合うのだろうか?数は足りるのだろうかとずっと疑問に思っていました。
調べると、この話はヨーロッパの風習であるようです。
ドロシー・L・セイヤーズ著の『真珠の首飾り』という作品にもそうした描写が出てくるそうです。
真珠のネックレスというと冠婚葬祭に使う珠が連なったネックレスを想像しますが、そうでは無くて、いくつかの真珠をつなげたデザインの首飾りのような形態のようです。
それなら多少の珠の違いは気にならないのかもしれません。
いずれにせよ素敵な話です。
父親が娘にアクセサリーを贈る時は、これが似合う女性になって欲しいという気持ちがあるのではないかなぁと思います。