若かりし頃の夏は夾竹桃の花のようなピンクを好んで着ていました。
赤も良く着ましたが、特にこの数年、今まで着ていた赤が似合わなくなりました。
悲しいことですが、顔が負けるのです。
勿論、同年齢や70、80歳になっても素敵に赤を着こなしている方もおられますが、肌の白さだったり、きちんとしたメーク、華やかな髪型などそれなりの下地が必要のようです。
それでも、紺のギンガムやストライプ、白いリネンのブラウスの上に、差し色に赤のカーディガンを着たいなと思いました。
今年、街中やお店で見かけるのは朱色かかった赤です。
落ち着いた赤。それでいてボルドーとも違う、林檎の赤のようなものはないだろうか。
しかし流行なのか、どこを探してもオレンジ赤、緋色でした。
それでダイロンで手元にある羽織り物を染めてみました。
ダイロンの赤と言っても色々あり、パッケージの缶の上に書かれている小さな色見本ではわかりません。
2度目でやっと近いかなと思える色になりました。
歳と共にあきらめなくてはいけないこともありますが、それを認めつつ工夫しておしゃれも楽しみたいと思います。