ラウレンチオ神父の思い出

frkoike冷たいそうめんが美味しい季節。
食べる度に6年前に帰天された神父様を思い出します。
すい臓がんで亡くなる前の数ヶ月は水を飲むことも出来ませんでした。
その神父様が「そうめん食べたいなぁ。カツオだしで」とつぶやきました。
骨と皮だけのようにやせ細りながらも、最後まで司祭として信徒と向き合いました。
毎日、面会時間を分刻みにしなければならないほど、たくさんの方が神父様に会おうとやって来ました。
病室で信徒への最後のメッセージを撮る時、ローマンカラーを着けたいとおっしゃつた凛とした姿が忘れられません。
「早く神の国に行ってみたい。でもこの世にも留まりたい」
少年のような心で神父様はいつも天の父を慕っていました。
司祭になるべくして生まれた方でした。
その姿にキリスト者としての温かな安らぎを感じました。
新しいものが好きで、好奇心一杯だった神父様。
携帯電話やPCも巧みに操作されました。
「神父様、今はこんなものが出ていますよ。これが流行っていますよ。」
と教えて差し上げたい…。

今日は神父様の霊名ラウレンチオのお祝い日です。
(エルグレゴ「聖レウレンチオの前に現れる聖母」)