サントン人形

santonbina

三月は雛の月。
人形のお祭りということで、しばらくく棚の奥に飾ってあった人形も出してみました。
20年以上前に家人がフランスで買ってきたサントン人形です。
フランス・プロヴァンス地方で作られている土人形で、 19世紀の伝統的な衣装や、生活の様子を表現しているそうです。
夫が壊れないように抱えて持って来たというおばあさんの人形は、可愛いとは言い難いですが味のある人形です。
サントン人形は本来はクリスマスに飾る人形だと知って、その後に降誕のシリーズを買い求めました。
土を人形の型に入れて固め、乾燥させたあと、素焼きした人形は、どこか日本の伏見人形に似ているような懐かしさを感じさせます。
プロバンスには多くの工房があり、手頃な値段で手に入るのに、たまに日本で見かけるものは高い値段がついていて驚かされます。