エル・グレゴ展

グレゴの絵は以前、倉敷の大原美術館で「受胎告知」を見たことがあります。
教会にも「十字架を抱くキリスト」のレプリカがありますが、特別に好きだということはありませんでした。
この度、日本初公開の「無原罪のお宿り」を初めとする作品が展示されることに興味がわき、足をはこびました。
50点余りの作品は、いくつかの肖像画を除けば、ほとんどが宗教画で、聖人や聖書の場面が描かれ、信者なら一度は見た方がよいと思われるものでした。
「悔悛するマグダラのマリア」。こんな可憐なマリアを見たのは初めてです。
そして、高さ3メートルもある「無原罪のお宿り」はやはり感動的でした。
見ているだけで、上へ上と昇っていくような感覚になり、同時に聖母の被昇天を連想します。
くしくも今週の土曜日は「無原罪の聖マリア」の祭日です。