豆きんとん

mame

新年に義理兄の家に年始に行くと、近くに住む義理姉のお母様が白豆きんとんを、いつも持参して来てくださいました。
それが、ほどよい甘さ、ほどよい柔らかさで絶妙なお味。
作り方は「圧力鍋で簡単よ」と言われるだけで、レシピなど無く、身についた技なのでした。
それでも何点かコツを伺い、何度か作ってみましたが、到底その味にはとどかなかったのです。
昔から作っている栗きんとんには自信があったのですが…。あきらめて豆きんとんは新年を楽しみに待つことにしていました。
しかし昨年その方が急逝されました。
義理姉も作り方をきちんと伝授してもらっていない事を残念がっていました。

今年はその方を偲び、もう一度教えていただいたことを思い出し、丁寧に作ってみました。
まだまだですが、いつか皆を喜ばせた、あの味に届くよう、精進していきたいです。