大草原の小さな家

ローラ・インガルス・ワイルダーの「大草原の小さな家」シリーズが米国での出版から今年で80年になるそうです。
このシリーズに夢中になったのは高校生の時でした。
1932年に米国で出版されたものと同じ、ガース・ウィリアムズの挿絵が美しい理論社のシリーズでした。
開拓時代のローラ一家の生活が生き生きと描かれているのが新鮮で、中でも美味しそうな食べ物の話が好きでした。
後にNHKでドラマ化され、こちらは原作とはまた違った面白さがありました。
お父さん役で脚本、監督を手がけ、その後早世したマイケル・ランドンの宗教心が強く反映されたものでした。
一話完結でしたが、日常の祈り、盛装して家族で教会に行く場面、失明した姉のメアリーが教会で「これには神様のご計画があるはず」と語ったシーンなど今も心に深く残っています。
思いやり、助け合う家族の絆。貧しいからこそ見える小さな喜び。自然と闘い精一杯生きる姿。
今こそ本を読み直し、番組を再放送して欲しいものだと思います。