友人のご両親がイタリアに旅行をした時、アッシジに立ち寄り、私のために聖母子像を買ってきてくださいました。
友人は私の霊名がクララなので、アッシジでご像を買ってくるように頼んでくれたのです。
ご両親はとても仲の良いご夫婦でしたから、定年退職後にヨーロッパの各地を巡っていらしたのです。
しかし、その後ご主人が病に倒れ、1年余りの闘病の末に亡くなりました。
看病疲れと悲しみで、奥様もうつ病になられ、3年ほどは辛い時期を過ごしましたが、今はずいぶんと良くなっておられます。
後からアッシジのお店で、お二人で、一体一体、お顔を見ながら選んだと伺って、切なさと同時に本当にありがたく思いました。
思いがけぬ苦しみや悲しみは突然やってきます。
「それでも人生は続いている」のですね。