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都忘れ

miyakowasure2都忘れは大好きな花ですが、花屋さんで見かけることはめったにありません。
昨年のお花見からの帰り道、たまたま通った小さな花屋の店先に「都忘れ」があり、早速買い求めました。

キク科ですが、キクのようにたくましくなく、細い茎の上部で枝分かれをして3~5個の可憐な花をつけます。
花屋さんが「挿し木にすると咲きますよ」と言われたので、花が終わった後に植木鉢に植えてみました。
寒さの季節に何度も枯れてしまうのではと思いましたが、この暖かさで花が咲きました。

「都忘れ」の名は、承久の乱で佐渡に流された順徳天皇が、この花を見ると都への思いを忘れられるという話に由来します。
上品で、どこか寂しげな装いの花は、実は強い日光が苦手だそうです。
日の光をたくさん浴びて、我が家のベランダで育った都忘れは、買った時のものより背丈が低く、野性的になったようです。

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シーグラスのランプシェード

stone波に洗われた貝殻や小石はキラキラと美しく、一つとして同じ形のものが無く、時を忘れて拾い集めてしまいます。
家に持ち帰ると、その輝きは少し失せてしまいますが、丸く角が取れた石は可愛らしいオブジェになります。

以前、奄美大島出身の親族だけでなさっている美容院にお世話になっていたのですが、そこにシーグラスで作った巨大なランプシェードがありました。
ビーチグラスともいうシーグラスは、波に揉まれて角が取れたガラスの破片で、くもりガラスのような淡い感じのものです。
それを帰省の度に浜辺で集めて作ったということでした。
何百個、何千個の淡いブルー系のガラスを円錐形に積み重ね、中に電球を入れてありました。
何年もかかって作り上げられたランプシェードは、世の中にたったひとつのもの。
その美しさはさることながら、少しずつ拾い集め、積み重ねるという道のりに胸を打たれたのでした。

赤やオレンジのシーグラスは珍しく貴重だそうです。
いつか見つけてみたいものです。

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永遠のギンガムチェック

gingam今年はギンガムチェックの洋服をあちらこちらで見かけます。
ギンガムチェックのワンピースといえば、懐かしい映画「小さな恋のメロディ」のメロディちゃんが着ていたブルーの制服が思い出されます。

ギンガムのドレスというのは、昔読んだ『赤毛のアン』などの外国の少女小説によく出てきました。
その時は、どんなものなのか想像を膨らませましたが、ギンガムとはそもそも「平織の綿織物の一種で、丈夫な染色糸とさらし糸を用い縞や格子柄に織るが、色無地や玉虫色もある」とのこと。
その中でも格子のものをギンガムチェックというのでしょう。

こどもの頃からなじみ深く、誰もが一度は着たり持ったりしたことがあるものです。
普遍のデザインが、今春はまた流行しているようです。

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チープ・シック

tatunobag昨年の暮れに創刊された女性誌が話題になっており、遅ればせながら、私は大好きな大橋歩さんのHPでそれを知りました。
創刊号は既に完売で高値で売買されています。
まだ出版社の方に在庫があった2号を取り寄せてみました。

確かに写真もきれいですし、おしゃれなのですが、正直、現実離れしている感がしました。
「自分のための上質を足していくことをコンセプトに…」とありましたが、ニット帽が47000円って、ただただ溜息です。

「お金をかけないでシックに着こなす法」、チープ・シックという言葉が流行ったのは70年代後半でした。
その時代には今のような低価格の量販店など無かったので、探し、選ぶのは、センスは勿論のこと頭も使ったことでしょう。
ファッションだけでなくライフスタイルにも、お金をかけるず工夫して個性がある人を見るのは、とても楽しく刺激的でした。

そんなことを考えていたら、兵庫県たつの市の特産のレザーで、鞄を作り販売している若者に出会いました。
柔らかくて軽い皮の鞄が驚くほどの安価なお値段です。
安くて良いものは探せばあるのだと思いました。

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ネコを抱きたい日

catday毎日が楽しくて仕方ないというように見える大学生の姪が、「家に帰って、飼い猫を抱きたい」と思う時があると言うのでびっくりしました。
体感的に寒い雨の日や、何となく心がしずむような日の帰り道、私もまた、一刻も早くネコを抱きしめたいと思います。
あの温かさ柔らかさに触れて、ほっとした気分になりたい。
そして何故か、その時は犬のような健気に答えてくれようとするものでない方がいいです。

そういえば、モコモコ、フワフワとした素材の靴下や部屋着が人気ですが、身に着けると「癒される」のだとTVで若い女性が語っていました。

3月に入ったとはいえ「春は名のみの」寒さです。
そしていつも忙しく疲れている現代人は、心も体も温かくなるもので、元気を取り戻したいと願っているのかも知れません。

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絵本専門店「ピッピ」のこと

pipかれこれ37年ほど前、御茶ノ水に「ピッピ」という絵本専門店がありました。
渋谷に童話屋、原宿にクレヨンハウスなど、児童書専門店が出来はじめていた頃です。
「ピッピ」は太刀川正子さんが、ガレージを改装して作った小さな可愛らしいお店でした。

児童文学に少しばかり興味のあった私は、雑誌で「ピッピ」を知り、図々しくもアルバイトをさせていただきたいとお願いに訪ねたことがありました。
その時はダメだったのですが、数か月後に太刀川さんからご連絡を頂きました。
しかし残念なことに私は入院中で、結局はご縁が無いままに終わりました。

「ピッピ」はその後、御茶ノ水から文京区茗荷谷に移り、98年に閉店したそうです。
線路沿いを歩いて「ピッピ」を探して行った秋の終わりの頃。
あの頃、太刀川さんは30代の終わりだったことが、昔の雑誌を見てわかりました。
今はどうなさっているのか…。
ほろ苦い、懐かしい思い出です。
そして絵本専門店はわたしの永遠の憧れです。

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