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命の授業

2017セミ例年だと梅雨明けくらいにセミが鳴き始めますが、今年は梅雨に入って間もなく鳴き出しました。
先日ネコがベランダに出たいと騒ぐので、出してやり、暫くして見ると弱ったセミにちょっかいをだしていました。
慌ててネコを追い払い、仰向けになったセミを裏返そうとすると、手足を動かしています。コットンにメープルシロップをしみ込ませ置きましたが、その上を上って移動して行きました。
ベランダのフェンスの上に乗せると、最後の力を振り絞って飛んで行きました。
セミは長い間地下で眠っていて、地上に出てからの命は短い。だから採っては可哀想。それを繰り返し教えてくれたのは母です。
そのせいか、セミの亡骸を見つけると悲しくなり、虫網を持った子どもたちを見ると「採らないで上げて」と思わずにはいられません。
晩年は体の不調によって、思い通りの生活が出来ず、我儘で自分のことしか考えられなくなった母ですが、優しい気持ちを持てる人でした。
怪我をした飼い犬の足に薬をつけ包帯を巻いていた姿。
瀕死のひよこを胸の中で温めていた姿。
小さな生き物ばかりではありません。
夏になると必ず原爆の話しをしてくれました。

他者に対する優しさはこうした体験からこそ教えられるものではないでしょうか。

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母を送る時

sakura2017ずい分と日にちが経ってしましましたが、今年の桜は寒い日が多く長く持ちました。
年の初めに花見は無理と思っていた母が、車椅子で花見をすることができました。
髪を綺麗にセットして、大好きな介護スタッフに囲まれて満面の笑みの母。
その2週間後に旅立ちました。
花見の翌日は春の嵐で、公園には雪のような桜の花びら。
この春を私は生涯忘れないでしょう。

母と娘の関係は人それぞれです。
その人とお母さんの絆は本人にしか分からず、悲しみは決して誰とも共有はできません。
ただ言えるのは、誰もがいつかは経験すること。
そしていつか必ず再会できるということです。
それまでもらったものを胸に生き続けるのです。

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この世界の片隅で

suzuロングラン上映中の「この世界の片隅で」を観て来ました。
資金の一部をクラウドファンディングで作られた作品です。
アニメはあまり得意ではなく、最近大ヒットの作品もピンとこなかった私ですが、これはとても心に届きました。
悲惨さや涙を前面に出さないで、戦時下の人々の日常を静かに描いています。
どんな状況の中でも小さな喜びがあり、それを見つけることが出来るのだという、人の強さと優しさを思いました。
原作者は1968年生まれ漫画家のこうの史代さん。
こうのさんの代表作「夕凪の街 桜の国」は書店で何度も手の取ったことがありますが、何となく怖くて尻込みしていました。
この若い作者が戦争、原爆を語り継ぎ、それを受け取ろうとする多くの人々。
作品と共に、この事実に希望を感じたのでした。

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自分のためにお茶と音楽を

tea親の介護と、自分の問題がかさなって気持ちが沈んでいた時、友人が手伝いに駆けつけてくれました。
彼女は片付けしながら、食器棚からカップを選び、きれいに洗ってお茶を入れ、CDをかけて音楽を流しました。

生きている間にはさまざまな問題があり悩みは尽きません。
それが一時的ですぐに解決できることならまだしも、苦しい状況が長く続くと、心は疲弊します。
余裕が無くなった心と体を立て直すためには、自分が心地よい、楽しいという時間を意識して持つことだと思います。

自分のために一杯のお茶、音楽の大切さを感じました。
分かっていても中々できない事ですから、時には人を巻き込んでも空気の入れ替えをする。
次の機会に自分がお返しをすればいいことだと思います。

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バタフライで泳ぐ

butterfly水泳のバタフライに挑戦し始めてから10年ほど経ちます。
教室でドルフィンキックまで習いましたが、途中で中断。その後は個人的に2,3回レッスンを受けたものの泳げるようにはなりませんでした。
動画を見て、何度も頭でシミレーションしても、泳ぎ始めると手も足もバラバラになり、何をしているかさえ分からなくなりました。
それでも四泳法をマスターしたいという気持ちが捨てられず、練習を続けてきました。
そして最近とうとう25メートルを泳げるようになりました。
フォームはまだまだですし、身体に力が入り肩こりもひどいです。
しかし他の泳法と同様、自分のものにすれば、それほど苦しくも、疲れもしないはずです。
いくつになっても、あきらめないいればいつかは夢はかなうと思います。

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ランタナ咲いた

rantana02古ぼけた家の裏木戸あたりにランタナがツタのように生い茂り「ウァーすごい」と思って見ていたら、白雪姫の小人のようなおじい様が木戸から出ていらして、ハサミで選定し始め、通りすがりの私に向って「切ってあげようか?」と言われました。それがランタナの思い出になりました。
私の育った関東では見かけなかったのですが、関西では至る所で見かけるランタナ。初夏から晩秋と開花期間が長く、侵略的外来種として生命力が強く歩道にまではびこっています。
それでもこの花の可愛らしさ、カラフルな色の組み合わせ、変化する色に魅かれてしまいます。
鉢植えを買っも咲いていた花はすぐに散り、枯らしてしまう事は分かっていましたが、昨年でしたかまた鉢植えを買ってしまいました。
それが今年は夏の終わり頃から咲き出し、最初黄色とオレンジだった花は終わりに近づいた今はピンクです。
日当たりの良い所と思い、ベランダのフェンスに下げていたのをベランダの中央に取り込んだのが良かったようです。
情報を鵜呑みにせず、色々と試してみること。咲かせるには必ず条件があることが良く分かりました。
来年も是非咲かせたいものです。

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