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命の授業

2017セミ例年だと梅雨明けくらいにセミが鳴き始めますが、今年は梅雨に入って間もなく鳴き出しました。
先日ネコがベランダに出たいと騒ぐので、出してやり、暫くして見ると弱ったセミにちょっかいをだしていました。
慌ててネコを追い払い、仰向けになったセミを裏返そうとすると、手足を動かしています。コットンにメープルシロップをしみ込ませ置きましたが、その上を上って移動して行きました。
ベランダのフェンスの上に乗せると、最後の力を振り絞って飛んで行きました。
セミは長い間地下で眠っていて、地上に出てからの命は短い。だから採っては可哀想。それを繰り返し教えてくれたのは母です。
そのせいか、セミの亡骸を見つけると悲しくなり、虫網を持った子どもたちを見ると「採らないで上げて」と思わずにはいられません。
晩年は体の不調によって、思い通りの生活が出来ず、我儘で自分のことしか考えられなくなった母ですが、優しい気持ちを持てる人でした。
怪我をした飼い犬の足に薬をつけ包帯を巻いていた姿。
瀕死のひよこを胸の中で温めていた姿。
小さな生き物ばかりではありません。
夏になると必ず原爆の話しをしてくれました。

他者に対する優しさはこうした体験からこそ教えられるものではないでしょうか。

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