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映画「さざなみ」

sazanamiどうしても観たくて一人で観てきました。
観客のほとんどが中高年の女性。
結婚45周年の祝いのパーティの1週間前、結婚前に雪山で遭難した夫の恋人の遺体が発見され、夫婦の間にさざ波が起こります。
亡くなった女性に嫉妬?それも45年も連れ添った夫婦の間に起こる?
それほどまでに夫を愛する事が出来るのは幸せだという、少し冷めた気持ちで帰途に着きました。
しかし何か心につかえるものが…、子供の存在です。
この夫婦には子どもが無く、恋人のおなかには子どもがいたのではないかという思いです。
伏線は最初からありました。教え子の子どもの話し、友人の子どもや孫の話し、見せられる写真、夫の、OB会で息子の自慢をする友人への嫌悪感など。
夫の恋人への執着は、そのまま家族を持つことへの憧憬。それが妻は許せなかったのではないでしょうか?
一緒に乗り越え、違う形で築いてきたつもりの45年が崩れるような。
「男性は過去の恋愛が忘れられない」とか、「結婚に幻想を抱いている若い監督の作品だ」というレビューもありましたが、子を持たない私はそんな風に思いました。、

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近藤喜文展

jiburi先日友人に誘われて近藤喜文展に行って来ました。
近藤氏は「火垂るの墓」「魔女の宅急便」「紅の豚」「耳をすませば」を手掛けたアニメータです。
絵コンテ、原画、スケッチなど500点が並ぶ会場を見て回りました。
世界に認められる日本のアニメーション技術は、私が幼少期に見ていたアニメ―ションと違うことは分かっていましたが、絵画さながらの背景には驚かされました。
私自身は、このリアルな背景に、デフォルメされた人物が登場するのに多少の違和感を感じましたが、だからこそアニメーションの世界に深く入り込みめるのかも知れません。
デフォルメされているとはいえ、キャラクターの繊細な表情、動きは多数のスケッチで練られていました。
中でも「火垂るの墓」で、妹が持つドロップの缶と兄が持つドロップの缶を比較して書いているスケッチは印象的でした。
全ての作業に緻密で妥協の無い技を感じさせられたのです。
47歳で惜しまれながら早世した近藤喜文さん。
彼のアニメを見て育った若者が、これからも活躍して行くことでしょう。

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映画「ルルドの泉で」

rurudo先日「ルルドの泉で」という2009年のオーストリア、フランス、ドイツ合作映画をネットで観ました。
ルルドの泉は、1922年フランスのルルドの村で少女ベルナデッタに聖母マリアが出現し、洞窟の傍の水溜りから水が湧き出し、この水を飲んだ人々の中で病が治る人が現れ、全世界に知られるようになったキリスト教の聖地です。
巡礼者であふれるルルドの村が、観光地のように映し出される映像はとても興味深いものでした。

映画はこの地を訪れた全身麻痺の少女に奇跡が起こり、それによって巻き起こる同じ巡礼団の人々、介護の人々の驚き、戸惑い、不満、嫉妬の感情が描かれています。
そして奇跡が本当に起きたか分からないままラストを迎えます。
一見人間の本性を暴いたようにも見えますが、私には「普通の生活がしたい」という少女に対して、「普通とは何ですか?何故他の人が幸せだと分かりますか?」と説教する神父の方が胡散臭く思えました。

個々の事情や思いで巡礼をするのでしょうが、キリスト者は痛みや苦しみに向かう力を与えられることを信じて、「み旨でしたら癒される事」を願って訪れるのだと思います。
キリスト教の数々の「奇跡」の話しは、私にはさほど重要なものではありませんが、「ルルドの水」に対する気持ちは同じです。

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ディスパレートな妻たち

dispa8年も続いたNHKの海外ドラマ「ディスパレートな妻たち」が終了してしまいました。
あまりドラマは見ない方ですが、これだけは毎シーズン楽しみにしていました。
主人公の4人はそれぞれが個性的で愛すべき女性でした。
そして何よりその4人をつなぐ友情がこのドラマの魅力でした
全く現実味のない、スキャンダラスなドタバタな筋書きもありました。
しかし一方で、心を打たれるストーリー、場面も沢山ありました。
ある回では主人公たち皆が関わった「便利屋さん」が急死し、各々が彼に窮地の時に助けられたことを回想する話で、「勇気を持っておせっかいをする」ことの大切さが伝わってきました。

昔「大草原の小さな家」や「ビバリーヒルズ高校生白書」に熱中し、それが終わった時のような気分を思い出しました。
楽しみがひとつ減ってしまい残念です。

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タートルネック

tatru歳と共に首周りが開いていると全身が冷えるようです。
それで毎年タートルネックを着るのですが、これが妙に似合わない年があります。
顔の大きさばかりが目立ち、着るのがためらわれる…。
要するに体重が増えて顔が丸くなっているのです。
女優さんたちのトーク番組で、「タートルネックは絶対に着ない」という話が出ていました・
首周りが出た方が、目の錯覚も入り痩せて見えるのに、タートルネックは顔の輪郭が強調されてしまいます。それで敬遠されるのでしょう。
そのせいか、近年は昔に比べて首元がゆるいタートルも出回っています。
映画「恋愛適齢期」で、ダイアン・キートンが白いタートルネックを着ているのがとても素敵でした。
もちろん、小顔で首の長いせいなのですが…、それでもいくつなっても、タートルネックの似合うようでありたものです。

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レ・ミゼラブル

cosette上映中の「レ・ミゼラブル」をやっと観てきました。
ミュージカルは久しぶりです。吹き替えがなく、実際に歌いながら演技しているということで、とても迫力があり、キャストの一人ひとりの情熱が伝わり、熱く胸に迫るものがありました。
恥ずかしながら、「レ・ミゼラブル」は、「ああ無情」の訳で読んだ記憶がありますが、一部のエピソードを子供向けに抜粋したようなもので、本物の原作を読んだことがありませんでした。

「レ・ミゼラブル」の演劇や映画のポスターで使われている、少女コゼットの絵は、「何だろう?}といつも疑問に思っていました。
この度、1879年~1882年出版のユーグ版『レ・ミゼラブル』の為に、画家エミール・バヤールが描いた木版画で製作したもので、岩波文庫の挿絵にも使われているということを知りました。

当時のフランスの民衆と社会という背景も大きなテーマでしたが、私には何より、ジャン・バルジャンとジャヴェール警部が、各々自身が神に心を向けていると思いながら、全く違う生き方と考え方を持つことに、大きな関心と興味を覚えました。

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